1902年3月28日
◇三月二十八日 快晴
午後、中村氏に行き、治療。それから延命院前、宇須村より塩屋を経て小堀氏を訪ねると、ちょうど仕事から帰ったところであった。小畦氏へ送るべき風蘭、石斛(せっこく)、オサラン、マメツタラン、ラシヤフクリン、シンマトウ、セツゲツクハ、キンレウ、フジノユキ、サイメウジ、合わせて8品9種箱に詰めて持ち帰る。小堀氏に松原はてまで送られる。小畦氏へハガキ1通出す、神戸宛。
今日まで帰国後に得た藻
総計 362種
淡水藻 200種、鹹水藻 162種
輪藻2種 紅藻73種 褐藻44種 緑藻106種 碧藻92種 珪藻45種
メモ
1902年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収