1901年10月3日
◇十月三日 晴
午後、善兵衛氏が来訪、夕方去る。ビールを5本飲み、一昨日獲た吉田近傍の紡績会社辺の池に浮かんでいた藻を見ると、Pithophora である。その昔、フロリダで獲たものに近似する。
この日、弟の妻の兄、金四郎の容体が悪くが、 弟の妻は朝から天王寺病院へ見舞いに行き、夜に帰る。
メモ
Pithophora(ピソフォラ)という藻を見つけたときのことについては、土宜法竜宛て書簡に詳しく書かれています。
http://www.minakatella.net/letters/mandala24.html
1901年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収