1900年9月13日
◇九月十三日 [木]
モーニングティー前に、大陽茎の5、6人がパンを拾って舟に沿って走る。まらの音がテキンテキンと聞こえたと岡崎氏の話。橋爪氏はこのカナルの幅本所竪川ほどとの話。
午後、荷物を扱う人と足を折り1年間ロンドン病院にいた水夫と話をする。スエズに着く。加藤八十太郎氏へのハガキ、アラビア人葡萄売りに托して出す。夜、宮永氏が酒2本をおごられる。
Suez Canal. Dist. 77miles. To Suez 10mls.
メモ
ロンドンから帰国の途上。
1900年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収