1904年7月28日:南方熊楠日記(現代語訳)

1904年7月28日

◇七月二十八日 晴、夜にわか雨

夕方から夜、病院隣の福田巡査が、川崎の前田実次、浜ノ宮の岡崎と駐在所私宅で飲み、ついに乱暴、妻女を殴り追いかけ、また尋ること数回、次に予は前田が仲裁せずに眠っていたのを卑劣と思って口論、前田が去るのを馬鹿野郎と呼び、巡査も黙る。近隣の人が群れ集い、大騒ぎだった。事がおさまったのは12時半頃。

それから福田巡査に殴られた果子屋(病院前、中村亀五郎)と、仲裁に入った高津徳太郎にビールを飲ませ、果子屋もこの一件で全く客が絶え、残った寿司をふるまい(予は食べず)、寝に就いたのは2時頃。予は一晩中眠れなかった。


メモ

巡査が妻に乱暴。

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1904年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収

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