上芳養村


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  • 上芳養村(かみはやむら)

    現・和歌山県田辺市上芳養。

    芳養荘:紀伊続風土記(現代語訳)



    上芳養村

    南方熊楠の随筆:紀州俗伝(口語訳3-1)
    師走狐について上芳養村の人の説に、昔、狐が十二支の何と後へ己を加えてくれと望んで拒絶された。十三支では月を数えることができないからだ。これを哀れんで新年が近くなる毎に狐が鳴く、これを師走狐というので、別に境大字の一老狐に限ったことではないと。

    南方熊楠の随筆:紀州俗伝(口語訳7-10)
    上芳養村でフクロウが家の近くで鳴けば病人が生じると言う。

    南方熊楠の随筆:紀州俗伝(口語訳7-3)
    西牟婁郡上芳養村の俚伝でカニの甲羅に凹んで紋八一の2字のようなのがあるのは、むかし猿が柿をカニに投げつけた痕だと、崎下孫七氏が話す。

    南方熊楠の随筆:紀州俗伝(口語訳7-4)
    しかしその「はえ」は他所の溪水にもしばしば見る。上芳養村では「あかぶと」すなわち腹の赤い「はえ」はメスだけだと言うとのこと。畔田翠山の『水族志』に「あかもと」「あかむつ」など方言を種々挙げて白ばえのオスであるとあるのは別物であろうか。

    南方熊楠の随筆:紀州の民間療法(口語訳2)
    拙妻の話で、古伝に韭(ニラ)の雑水は冷たいのを服せば腹が緩くなり、温かなのを用いれば腹を固めると。また西牟婁郡上芳養村の人が言うには、以前婦女がその夫などを毒するのに、鉄針の屑を飯に入れ、知らずに食したことがある。夫は何も知らずに煩い出し、医師にも病気の原因が分からない。このようなときは韭を食えば、針屑がことごとく下り出て平治する、と。

    南方熊楠の随筆:十二支考 犬に関する伝説(その13)
    前年『郷土研究』一巻八号に出し置いた通り、田辺近き上芳養村の人に聞いたは、吠えかかる犬を制止するには、その犬に向うて亥戌酉申より丑子まで十二支を逆さに三度繰り返すべしと。また一法は、戌亥子丑寅と五支の名を唱えつつ五指を折り固むるのだと。ただしその法幾度行うても寸効なかったと自白した。上に孫引きした『博物類纂』の支那方あたりから転出したと見える。

    南方熊楠の随筆:十二支考 虎に関する史話と伝説民俗(その18)
    紀州田辺近き上芳養村の俗伝に弘法大師筆を 馬蓼 いぬたで の葉で拭うた、自来この草の葉に黒斑 せずとて筆拭草と呼ぶ、






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