南方熊楠の人名事典:南方弥右衛門

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  • 南方弥右衛門(みなかた やえもん)

    南方弥右衛門(1829年〜1892年)。熊楠(1867~1941)の父。
    和歌山の雑賀屋に入り婿し、南方弥兵衛(みなかた やへえ)を襲名。金物商、米殻商、金貸業を営みました。
    明治11年(1878年)に長男の藤吉に家督を譲り、弥右衛門と改名。三男常楠とともに酒造業を始め、南方酒造(現・世界一統)の基盤を作りました。


    世界一統のお酒

    超特撰 特醸大吟醸<イチ>
    1.8L(桐箱入り)<和歌山県/世界一統>

    平成16年より平成19年まで
    全国新酒鑑評会で4年連続金賞受賞
    特醸 大吟醸「熊楠」 
    1.8L<和歌山県/世界一統>


    南方弥右衛門

    南方熊楠の手紙:履歴書(現代語訳2)
    その雑賀屋が末衰えて老母と娘ひとりが残り(男子があったが早世する。この男子は士族に肩を並べて藩学校で学んでいた。小生はわからないなりにこの男子の残した書物を読んで学問を始めたのだ)、家は朽ち屋根は傾いてなんともならない。この娘の婿があったが、それも死んだ。小生の亡父弥右衛門の他にこの家の整理をできる者はいないということで、後夫に望まれた。そのころは農家の子がむやみに商人になることができなかった制度のため、亡父は商売を始め独立するにはこの家に入り婿にいくより他の手段がなかったため、入り婿となり、家政を整理するといって何もかも売り払ったところ、13両ほど手中に残った。


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