バートン

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  • バートン(Burton, Richard Francis)

    リチャード・フランシス・バートン(1821〜1890)。19世紀の英国を代表する探検家。人類学者、外交官。
    インド、アラブ、アフリカ、南北アメリカなどを探検し、方言をふくめると40ヶ国語を話しました。
    晩年は『アラビアン・ナイト(千夜一夜物語)』の翻訳をして過ごしました。



    バートン

    南方熊楠の手紙:履歴書(現代語訳31)
    英国のサー・リチャード・バートンは、インド人がこのようなことに注意して書き留めたのはたいへん有意義で、やりようの如何によって生まれる子の性質に種々の関わりがあることであろう、深く研究を要する、と言った。  

    南方熊楠の随筆:十二支考 蛇に関する民俗と伝説(その15)
    ケープ、カフィル人は魚を蛇に似るとてわずと(バートンの『東亜非利加初行記ファースト・フートステプス・イン・イースト・アフリカ』第五章)。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その8)
    バートンはアラビヤに馬に関する名目多いと述べたが、支那人も古くから随分馬に注意したは、『爾雅』を始め字書類を見て判る。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その9)
    バートン言う、この説ことわりあり、驢は寒地で衰う、ただしアフガニスタンやバーバリーのごとく、夏長く乾き暑くさえあれば、冬いかに寒い地でも衰えずと。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その14)
    馬に憎悪ぞうおの念強き事、バートンの『メジナおよびメッカ巡礼記』十五章にメジナで至って困ったのは毎夜一度馬が放れ暴れたので、たとえば一老馬が潜かにそのつながれいるはなかわ[#「革+巴」、394-6]を滑らしはずし、長尾驢カンガルー様に跳んでかねて私怨ある馬に尋ね到り、両馬暫く頭を相触れ鼻息荒くなり※(「口+「皐」の「白」にかえて「自」、第4水準2-4-33)ほえまわり蹴り合う。その時第三の馬また脱け出で首尾を揚げ衝き当り廻る、それから衆馬狂奔して※(「足へん+易」、第4水準2-89-38)り合いみ合い打つ叫ぶ大乱戦となったと記す。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その14)
    その他馬が楽を好んで舞いまた香を愛する事しばしば見ゆ(バートンかつてアラブ馬が女人に接したまま身を清めぬ主人を拒んで載せぬを見たという)。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その16)
    またバートンは北米のインジアンが沙漠中に天幕と馬にりて生活するよりアラビア人と同似の世態を発生した由を述べた。したがって西大陸に新規現出した馬に関する習俗が少なからぬ。

    南方熊楠の随筆:十二支考 馬に関する民俗と伝説(その20)
    熊楠いう、『千一夜譚』第四七夜に、女子九フィートのみぞを跳び越ゆるを追う王子の馬跳び越え能わぬ事あり。バートン注に、アラビア馬は跳ぶ事を習わずと。どちらが本当か知らぬが、先はピエロッチが見たパレスタインのアラブ馬は、アラビア本土のアラブ馬と性も芸も多少ちが うと見える。


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