1901年11月1日:南方熊楠日記(現代語訳)

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1901年11月1日

◇十一月一日 晴

朝、利助の弟 政一と共に那智山に行き、を見る。へは詣らず。帰途、斎藤という店に立ち寄り、主人と話す。利助方に帰り、宿に帰り、夕飯後、利助を訪ねる。

岡本卯之助氏が来訪。勝浦へ瓦の債促に来て、これから古座伊串へ帰るということだ。ビール1本でなぎさ屋の予の部屋でもてなし、ひとまず別れたが、利助方に人が多いので、また卯之助氏と回漕店向かいの柿店で会い、8時まで話す。この夜の古座行きの船は2時間遅れだった。卯之助氏が出立後、利助方に話し、帰って寝る。


メモ

熊楠、熊野入り2日目に那智の滝へ。那智の滝は、無社殿神社である飛瀧神社の御神体。

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1901年の日記は『南方熊楠日記〈2〉』に所収

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